日本のレコード会社は、海外の大手レコード会社の日本法人や早期に提携できたところは別として、小さなレコード会社は、生き残りのために版権を譲渡したり、吸収されたりして、徐々にその数も整理されてゆきました。
ですから、レコードコレクションを整理していると、珍しいレーベルに出会うこともあります。
とは言え、コレクターの方はその辺りの経緯はご存じだと思いますので、ここでは、コレクションの中から珍しいのが掘り当てられたら、紹介して参ります。
会社名 | 設立年月日 | 制作総枚数 | 同シェア |
---|---|---|---|
日本蓄音機商会(日本コロムビア) | 1910年10月1日 | 7500千枚 | 27.7 |
日本ビクター蓄音機商会 | 1927年 | 5121千枚 | 18.9 |
帝国蓄音機(テイチク) | 1931年6月 | 3934千枚 | 14.5 |
講談社キングレコード部 | 1931年 | 3328千枚 | 12.3 |
日本ポリドール蓄音機商会 | 1926年 | 3153千枚 | 11.7 |
大日本蓄音機(タイヘイレコード) | 1924年6月 | 2213千枚 | 8.2 |
昭蓄レコードスタジオ(ショーチクレコード) | 1928年2月 | 673千枚 | 2.5 |
福永レコードプロダクション(エトワールレコード) | 1934年 | 363千枚 | 1.3 |
アサヒ蓄音機商会(ツルレコード) | 1925年6月 | 356千枚 | 1.3 |
コッカレコード会社 | 1929年 | 235千枚 | 0.9 |
ニッポン蓄音機会社 | 詳細不明 奈良にあったとか | 159千枚 | 0.6 |
目黒音響科学研究所 | 詳細不明 | 16千枚 | 0.1 |
邦楽同好会 | 大阪市北区にあったらしい | 5千枚 | 0.0 |
上記表は1939年内務省警保局図書課資料
制作総枚数調査機関は1938年7月~1939年6月までの1年間
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