SWANEE RIVER 故郷の人々

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SWANEE RIVER ビング・クロスビー
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スティーブン・フォスター作曲(1851年)のミントレルソング(白人が、顔を黒く塗り黒人(多くの場合南部奴隷)に扮して行う芝居で演奏される音楽)として作曲されたという。
日本ではそのような背景はさほど意識されずにメロディーの美しさから、1888年頃から、哀れの少女、北国の雪、など様々なタイトルとそれに併せた歌詞が作詞された。
その後1949年には、本来の歌詞が訳詞され「はるかなるスワニー河」や「故郷の人々」と邦題が付けられ、小学校の音楽教科書などにも掲載され、愛唱歌として日本人に愛されてきた。

アメリカではその歌詞が、黒人奴隷がプランテーションでの生活を懐かしむような内容であったり、英語の発音が、当時の黒人なまりで、侮蔑的などと言う理由で何度も修正がくわえられ、今日に至っている。そして今ではフロリダ州の州歌としても有名だ。
良い歌だけに数多くの歌手が歌っている。
今回紹介するのは、ビングクロスビー(1903~1977)の歌声。ビングクロスビーは、俳優、歌手としてアメリカのマルチエンターティナーとして有名。
「クリスマスソングの王様」と呼ばれ、今でもクリスマスシーズンには彼の歌が聴かれている。
手持ちのデータには、SWANEEについての記述がないが、レコード盤に報國シールがあること(1940以前から貼付)や、1935年に映画「ミシシッピ」にも出演していることから、おそらくは35年~40年頃の作だと思われる。

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