レコードレーベル紹介

この記事は約3分で読めます。

レコードという言葉は皆さんご存じですが、実際にご存じなのはLPやEPという、アセテート盤なのではないでしょうか。
そして、音楽出版といえばさほどご存じないと思います。それでもSONYとか東芝EMIとかHMVとかはご存じでしょう。しかし大正から昭和にかけて、日本でレコード文化が開花した頃には、いろいろなレコード会社があったのです。実は当社の所在地である奈良にも2~3社のレコード会社がありました。

それらのレコード会社を調べてゆくと、まさに産業史がかけるぐらい波瀾万丈の歴史なのです。
NHKドラマで古関祐二氏の生涯を朝ドラで追っていますが、作詞家、作曲にとってもまさしく大激動の時代だった訳なのです。

キングレコード 録音原板はポリドール

アサヒレコード

フジサンレコード

ショウワレコード

オリエントレコード

スタンダードレコード

ニッチクレコード

ニッポノフォンレコード

そしてそれは、外資系と帝国系との戦いや妥協の歴史でもあったわけです。
明治維新により、世界からどんどん新技術が日本に流入してきます。電化製品が最たるモノですがその中でも蓄音機は、瞬く間に日本人を魅了します。いち早くレコードの未来に可能性を感じた日本人が何人も名乗りをあげ、レコードや蓄音機を見よう見まねで作りはじめした。奈良の片田舎で、京都で、大阪南で、大阪北で、神戸で、尼崎など西日本にレコード会社が多く生まれました。当時の庶民文化は関西が中心だったので、おもしろい会社がたくさんありました。
しかし、欧米のメジャーも日本に支社を置き、原盤の提供を停止し、直接販売することになり、いくつもの会社が吸収され、残された会社も離合集散を繰り返し、その面影は次第に時代から消え去りました。
それを詳しく話し始めると、それだけでwebサイトや本が書けるほどの内容なのです。
それだけにここは軽く流して、少しずつ紹介していくことにしましょう。

で、最初はこちらから

日本コロムビア
webサイト shikakute-marui.com内の、戦前レコード会社紹介。日本コロムビアのページ。
タイトルとURLをコピーしました